更 新

２００８年も、8月の真ん中に来て、もう、これ以上更新しないのは、あまりといえば、あまりなので、更新。

「いくら忙しいとはいえ、元旦に書いたきり、1日坊主というのは、あまりなのではないか」というメールを、私を知り尽くした上で、さらに寛容な友人たちから、何通もいただいた。自分でも、本当に、そう思う。

話のネタなら、蔵を増築しなければならないほど、溜まっているのだけれど、とにかくやることだらけの８ヶ月だった上、いつも微妙に締め切りを乗り越えつつある、書く仕事まで抱えてしまっていたため、「北の空が高いとか、ベルリンのうさぎがどうちゃらとか、そーんなこと書いている暇あるなら、お願いしているあの原稿をはやく・・・！」と言う編集者の声が聞こえてくるようで、怖くて書けなかったのだ。

そうこうしながら、8月も15日まで来て、あの仕事の締め切り、この仕事の締め切り、大学の締め切り、原稿の締め切り、と「締め切り」は、相変わらず、マラソンコースの沿道の電柱のごとく、見えない先のほうまで、延々と並んでいるのだが、ここで、更新しないと、みごとなまでの1日坊主を、世間にさらしたまま、ずるずると、年一更新になってしまいそうなので、書くことにします。

元旦から今まで、何をしていたのかというと、思い出すだけでもくらくらするので、羅列しないが、とにかく、飛んでいた。この半年で、というより、この1年で、地下鉄よりも、電車よりも、タクシーよりも、乗った乗り物は、飛行機だった。



神経衰弱どころか、カーペットができそうな量。

「日々の問題の９割は行動で解決できる」と信じている私ではあるが、めまいがするほどの搭乗券を並べてみると、行動もこの辺が限界ではないかと思う。今年に入ってから、タリンに飛んだ数は、1ダースを軽く超えるとして、その合間に、フランクフルトに飛んだ。オスロに飛んだ。ストックホルムに飛んだ。ロンドンに飛んだ。トリノに飛んだ。日本には２回も飛んだ・・・。ほとんどバッタ。人生の後半戦を、パワフルに生き残れるように、「４０代最後の５年は、往復ダッシュの筋トレでもして鍛えておけよ」という、神様のお達しなのか、ともあれ今は、人生の中の「飛ぶ時期」なのだろうと観念して、呼ばれるままに飛ぶことにする。

そういうわけで、さすがに、少々くたびれていて、一日の最後は、片目だけ開けて、ともすると、両目つぶったまま歯を磨いている状態で、しかも、この状態が、まだ当分続くとすると、はて、どうやってブログを続けてゆけるものなのか・・・。

そこで、追い詰められて、思いついた苦肉の策。当分は、絵日記でいこう。話のネタもたまっているが、写真だって、腐るほどたまっているのだ。絵だって、口ほどに物を言うやも知れぬ。というわけで、ハードルを、さらにさらに下げて、棄権リタイアだけは、かろうじて回避したということで、お許しをいただき、よれよれと、絵の多いブログを続けることにします。

　

















これが、最近の一番見慣れた景色。



阿部 雅世 公式サイト　MasayoAve creation http://www.macreation.org