一寸のはちさんにも五分の魂
今日も、はちさんは、忙しく通ってくる。香港のビルの屋上で、養蜂をしている人の記事が新聞にあって、ハチと心を通わせるために、防護服を着ないで作業するのだと、書いてあった。おお、そうか。養蜂家も、ハチと心を通わせるのだな。私だけではなかった。
「一寸の虫にも五分の魂」とうことわざがある。「どんなに小さく弱いものにも、体の半分くらいの大きさの魂やそれなりの主張がある」という意味らしい。このことわざを思いついた人は、何の虫と心を通わせて、そう思ったのだろうか。一寸三センチだから、小さい尺取り虫あたりかな。
毎日やってくるはちさんの行動を見ていて、その言葉の通りなんだなあ、と実感。魂が大きいだけではなく、はちさんには、それなりの主張がある。
今日は、奥の仕事部屋に一日こもっていたら、はちさんが、蜂蜜の催促という、それなりの主張をしに来た。
はちさんには、はちさんなりの、考えがある。
いそがしい。
いそがしい。
湖のほとりで。
後ろ足がぺたぺたして気持ちが悪い。でも、忙しいので、飲みながらごしごし。
逆立ち腕立て一気飲み。
P.S. ところで、五尺ちょいの私の体も、半分くらいは、魂と主張でできているのだろうか、とふと思う。
魂と主張の割合には言及しないでおいたほうが、よいけれど。
***************
阿部 雅世 公式サイト MasayoAve creation www.macreation.org
*記事、写真の無断転用は、ご遠慮ください。 転用ご希望の方は、info@macreation.org まで、ご一報ください。
コメント 0