SSブログ

SPRING GAEDEN 春の庭

ずっと雪景色が続いたドイツの冬は、振り返り、振り返り、ゆっくりと遠ざかり、ベルリンのティアガルテンにも春がやってきた。日本の春は、梅の香りや、桜の花びらになって、ふわふわと空中を漂いながらやってくるけれど、北ヨーロッパの春は、地面から突然生えてくる。

わっ。

i400-100420_tiergarten01.jpg

 2010年3月21日 にょき

i400-100321_tiergarten06.jpg

にょきにょき

i400-100321_tiergarten05.jpg

にょきにょきにょき

i400-100321_tiergarten01.jpg

2010年3月28日 そしてこんな風に、わっ。

i400-100404_tiergarten04.jpg

クロッカスもいきなり出る。にょき。

i400-100321_tiergarten11.jpg

こんなところからも わっ

i400-100321_tiergarten12.jpg

「クロッカスや水仙が・・・」というのは、北ヨーロッパの児童文学の春の情景に、よく出てきたけれど、なんとなく春の小川の水辺の情景を思い描いていたので、こんななんでもないところに、いきなりにょきにょき出てきて、花を咲かせたのを見たときは本当に驚いた。

だいたい水仙やクロッカス、ヒヤシンスと言えば、東京育ちの身には、小学校の水栽培の定番の花くらいの記憶しかないから、昨日までは何もないような感じだったところに、いきなり見事な水仙が咲いたのを初めて見たときは、夜中に誰かが植えたんじゃないかと、本気で疑ったものだ。でも、球根のものというのは、土が合えば毎年でも生えてくるものらしい。そんなことも、はるばるドイツまでやってきて、この年になって初めて知る。

もうすぐチューリップも、いきなり出るはず。これは2008年4月28日の写真。

i400-080428_tiergarten01.jpg

そこから先は、加速度がついて、急に初夏の様相になる。

まだ空気は冷たいけれど、新しい季節は確実に始まっている。

 

阿部 雅世公式サイト MasayoAve creation  www.macreation.org

*記事、写真の無断転用は、ご遠慮ください。 転用ご希望の方は、info@macreation.org まで、ご一報ください。

 

 


nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

ナノ雪2011年の元旦うさぎ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。